老朽車両の動力整備

Gian(ジャイアン)

2020年06月01日 06:03



我が鉄道会社では車齢25年を超えた車両が多く在籍してますが、中でもこのモハ456は動きがギクシャクしています。
緊急事態宣言は解除されましたがまだキャンプへ行き難い状況なので、動力整備する事にしました。



動力ユニットをバラすと、なぜか車体側の集電板が曲がっています。
この時はあまり気にならなかったのですが、後でコレが主原因だった事が判明するのです。



集電版をサンポールの液体へドブ漬けします。
「サンポールって?」と言う方も多いもしれません。



サンポールってコレです。
銅は経時と共に酸化して変色するのですが、サンポールを使って清掃する方法です。
酸性なので指で直接触れないので、全てピンセットを使って作業しました。

サンポールから出した集電版はティッシュで液体を切りってから、サンポールを完全に拭き取ります。
昔はサンポールを使っているトイレが多かったので、作業中はトイレにいるような錯覚に陥ってしまいます。



清掃作業後にパーツを元に戻して試験走行させると、アレっ、まだギクシャクする。
原因を探っていくと、台車の集電版を動力ユニットシャーシへ伝える集電板(4枚)である事が分かりました。
特に片側(写真でいう手前側)だけ2枚が特に接触不良気味なので、ギクシャクしているようです。

組み立てたばかりの動力ユニットをまた分解して、4枚の集電板を元の形に整えると普通に走るようになった♪
簡単そうに書いていますが、この整形だけで30分以上かかりました。

集電板をサンポールに漬けているので、この後に錆びてしまわないか気になるので2~3週間後に状況を確認する予定です。
その結果を確認してからモハ164も同じように作業するか考えます。


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